数学ガール無料プレゼント
結城浩さんの数学ガールの無料プレゼントを知って，応募させていただいた．以前から読ませていただいていたもので*1，出版を楽しみにしていたのだ．応募にはメールを送ることになっているのだが，そのメールの中でひとつエピソードを書きそびれてしまった．まぁ，大したものではないのだが，僕にとってはちょっと面白かったのでこっちで書いちゃうことにする．
今，僕はアメリカ，ロスアラモスにある研究所に来て，ここのポスドクの人と一緒に仕事をしているのだが，金曜日の夜に，この研究室のボスの家でポットラックパーティーがあった．手伝いが必要との事で，僕も開始前に行って手伝っていたのだが，人が来る前に，二階からの広大な眺めをゆっくりできたのはよかった．楽しいパーティはあっという間で，なぜか僕とポスドクの人は最後まで残っていた2人になってしまった*2．最後に火の前で電気を消して星を眺めていたのだが，ここのボスはとてもギリシャ神話が好きらしい．僕も星座を探すのが大好きで，ギリシャ神話もたくさん読んだ口だったので話はよく知っていたのだが，その話し方が非常に楽しかった．彼は，ギリシャ神話を伝えることに非常に楽しみを覚えていて，すごく情熱的に，最も好きだという白鳥座の神話*3を聞かせてくれた．
僕のイメージでは，数学者というのはもっとも神様やそういうものから遠いものだと思っていた*4ので，このボスの情熱的な神話に対する愛着はなんとも意外だった．あまりに情熱的にしゃべる彼を見ながら，なんとなく神話の話よりもそんなどうでもいいことを考えていた．いまいちまとまっていないけど，要は数学者が神話が大好きでなんだか面白かったということかな？
