ぼやかないつもりのメモ(ブログ Ver)

つぶやきとメモの記録。更新はぼちぼち。

乾徳山

毎年恒例の正月登山も今年で5回目*1となり、やや雲取山に飽きてきたので、今年は雲取より少し標高の高い乾徳山に登る事になった。22日に開かれたミーティングでは、雪をあまり想定していなかったのだが、当日は嬉しさと厳しさの同居する雪となった。
朝の集合は調布に7時だったのだが、この頃はまだ小雨で、このくらいなら少なくとも山小屋まではいけるだろうというイメージだった。しかし、車で塩山につく頃には雨はすっかり雪へと変わっていた。毎年正月前に登山をしていると言っても、これほど雪が降っている事はなく、今年はいわゆる冬山のイメージを連想させ、登る前は少し怖かった。とはいえ、そんな事はお構いなしに、いつものように酒とつまみを用意して、登山口へ向かった。登山口についたあたりからは雪が少し強くなり、少しずつ積もり始めた。登り始めてすぐに人とすれ違ったのだが、それ以降誰ともすれ違わない。最初の水場につく頃には歩いた後に僕たちの足あとが残るようになっていた。最初の水場は銀晶水という水が飲めるのだが、山の水は本当に美味しい。山小屋の前にまだ水場があるという事で、ここでは水を補給せずにまた歩き始めた。残念な事に、ここから10月の雲取登山で痛めた右ひざに違和感を感じるようになった。この後、雪も強くなり、登っている間に5センチは積もったと思う。途中で、あまりの雪の多さに、当日の頂上アタックは中止とし、次の日の朝に頂上を目指す事に変更になった。錦晶水という最期の水場についた時点で、僕の足の痛みはほぼ限界となり、げんなりしていたのだが、幸い山小屋が近いという事で山小屋まで頑張る事が出来た。この時点でまだ昼過ぎで、僕以外の3人は月見岩まで遊びに行く事になり、RED*2を手に登っていった。僕はとても登れる状態ではなく、明日の頂上アタックに備えて、山小屋で待機していた。何もしないのは寒いので、薪を拾い、火を絶やさないようにしていたのだが、薪を拾う間も足が痛み大変だった。拾った薪を使える大きさに割っている時に、月見岩についた3人が叫んでいるのが聞こえていたのだが、何を言っているのかは聞き取れなかった。と同時にREDがほぼ無くなっているであろう事は想像に易かった。1時間くらいで3人は戻ってきて、夕食の準備に入った。夕食は恒例の豚キムチおでん。名前は少し変わっているが、これを山の上で食べるのは本当に美味しい。酒はREDのほかにビール各自一本、日本酒2l、焼酎900ml持ってあがっているので、まだ十分な量が残っていた。まぁ、夜の話はここでは伏せておいて、とりあえず、次の日の頂上アタックに向けて、10時半くらい*3に眠る事になった。
朝は古澤の携帯のすさまじい音で5時に動き出した。まずは火をおこし、暖を取って、前日の豚キムチおでんの残りにうどんをいれ、温めて食べた。6時半にはスタートできたのだが、スタートしてすぐにとても足が登れる状況ではないと自覚できたので僕は頂上に行く事を断念した。残りの三人は雪が15センチくらい積もっている中アイゼンをつけて登っていった。待っている間はまた薪を火にくべていた…。往復には三時間くらいかかると言っていた三人はずいぶん早く山小屋に戻ってきた。どうやら雪が深く頂上に行く事ができなかったらしい。あと100mくらいのところまでは行けたそうなので残念そうだったが、あれほど雪が積もっていると大変なのだろう。三人が戻ってきてから、山小屋を片付けて下山を始めた。温泉のために早く降りたいのだが、とても急げる状態ではなく、ゆっくり降りた。温泉につかり、塩山の駅前で昼ごはんを食べ、調布で解散し、今年の登山を終えた。

*1:参加は3回目。

*2:知る人は良く知っているウイスキー

*3:自信がない…。