ぼやかないつもりのメモ(ブログ Ver)

つぶやきとメモの記録。更新はぼちぼち。

文献の管理

やれGmailだやれCiteULikeだと迷走を重ねてきたわけですが、ようやく文献の管理方法が定まりました。ものぐさな僕は、いつも何か方法を考えていては挫折していたのですが、Mendeleyが指定フォルダの監視をできるようになっていたことですべてが解決しました。文献の管理は、「文献の収集保管」と「参考文献の作成」に分けられると思いますが、文献の収集保管→Mendeley、参考文献の作成→EndNoteでカタがつきました*1

文献の収集保管

いつも一番躓いていたのはこの部分です。しかし、Mendeleyが指定したフォルダを監視し続けてくれている限り、ファイル名、保存場所、保存方法などもう何も迷う必要はありません。1つだけ文献を保管するフォルダを決めて*2、そのフォルダをMendeleyで監視するように設定するだけです。僕がすることは文献をダウンロードした後、必要だと思った論文のファイルを指定フォルダに保存するだけです。次にMendeleyが立ち上がったときに、勝手にメタデータをまとめてくれます。もし必要があれば、タグをつけたり、キーワードをつけたりすれば完了です。古い論文の時はたまに失敗しますが、タイトルを手入力して「Search by Title」するか、PubmedやScopusで検索して、PMIDやDOIを探すだけでほとんどのデータが補完されます。一旦、データを正しく修正してしまえば、指定した形式のファイル名に変更できますので*3、万が一、Mendeleyを使わずに論文を探すときにも迷わずにすみます。これで収集保管の問題は解決です。
面倒だったのは、今までの管理法から移行するときに、今までためていた大量の論文のメタデータをいちいち「確認」しなくてはいけないことだけでした。一旦、すべてのメタデータを確認するまでファイル名の変更も行えません。ここだけは一度がんばるしかなかった…。今から論文を集めだす人には全く関係ないですが…。
(追記)リネームは保留した。ジャーナルの省略名とか使えるといいんだけど、無理っぽかった。

参考文献の作成

参考文献の作成もMendeleyでやれるのですが、「EndNoteしか使っていないからEndNote形式でくれという人」がいたり、「Mendeleyがまだ64bit版Officeには対応していない」ということもあるので、Mendeleyから必要な論文のデータをEndNoteのXML形式でエクスポートしてEndNoteで作成という方向に決めました。これは今後のMendeleyの発展次第で変わってくるかもしれませんが、まぁ当面変更する必要もないでしょうし、いざ変更になっても収集保管がうまくいっていればそれほど大きな問題にはならないと思っています。

情報の共有

無料プランの場合、MendeleyのWebで共有できる情報量は500MBだけです。PDFファイルをざくざく保存していくとすぐに超えてしまい、無料プランでは収まらなくなってしまいますが、Dropbox(250MBボーナス付きリンク)SugarSync(500MBボーナス付きリンク)の利用でうまく共有する方法を公開してくれている人がいます。「【改良版】 Mendeleyで管理している文献を複数のPCで共有する方法」ではSugarSync(500MBボーナス付きリンク)を使われていますし、僕もそのようにする予定です。

*1:参考文献の作成も今後のMendeleyの発展次第ではMendeleyに任せるかもしれませんが、今のところはEndNoteでやります。

*2:複数でも可能ですが、結局1つが1番すっきりしました。

*3:名前、タイトル、雑誌、西暦下二桁くらいでほとんどの場合はうまくファイル名が決められると思います。