ぼやかないつもりのメモ(ブログ Ver)

つぶやきとメモの記録。更新はぼちぼち。

トリフル

鳥インフルエンザの流行について、厚生労働省が日本人への流行の規模を試算した事について、西浦さんRMA*1と相談したらしい*2感染症の伝播についてシミュレーションした場合、何よりも苦労するのが妥当性の問題*3だ。国の機関の公の場への発表で、その点が何も触れられていないのは問題ではないだろうか?むしろ、こういうニュースを載せる前に、記者の人たちは質問をしたりしないのだろうか?CDCのモデルに当てはめたとあるのだが、西浦さんのサイトにあるRMAの「ワクチンや薬のinitiativeは必要だし英国でもfluについては様々な社会事情があるのだが、明らかに妥当性に欠ける科学性に乏しい専門内容なのだから黙っていてはいけない、最悪のシナリオが作れる状態にあるはずない」という意見を知ったら、この試算をやった人はどう考えるのだろうか*4
http://plaza.umin.ac.jp/~infepi/diary.htm
http://www.asahi.com/science/update/0731/002.html

*1:Roy M. Andersonという感染症数理モデルの神様。

*2:こういうことでRMAとじかに相談できる事を非常にうらやましく思う。いいなぁ。自分の英語力の欠如と決断力のなさがだんだん許せなくなってくる。

*3:実際に僕は、そこをクリアできずにずっと悩み続けている。

*4:こういう事をやる人で、RMAを知らないはずはないだろうから、ちょっと反応を見てみたいなぁ。